【経験談】ドイツの下部リーグにセンターバックとして挑戦する価値




僕は1年間ドイツ6部リーグでディフェンス(主にセンターバック)としてプレーしていました。

ドイツではオフェンスの選手は7部リーグや6部リーグから5部リーグ、さらには4部リーグへステップアップしていく選手をよく見ます。しかしセンターバックの選手でステップアップしたという選手はほとんど聞いた事がありません。

その理由はなんなのか?

今回は自分の体験談をもとにドイツ下部リーグからディフェンスがステップアップするのが難しい理由を教えます。

 

✔︎なぜセンターバックの選手はステップアップが難しい?

 

1:対人の強さが1番必要とされる

ドイツサッカーには【Zweikaempfen(2人の戦い)】という言葉があるほどオフェンスでもディフェンスでも1対1の戦いは重要視されています。特にディフェンスは、

・いかに相手からボールを奪えるか

・ヘディングで勝てるか

・自分のマークの相手を自由にさせないか

この3点は特に重要かと思います。日本では割とどれくらいビルドアップができるかが重要視されていると思いますが、ドイツではビルドアップももちろん大切ですが対人が最も重要視されています。

そうなってくると日本人ディフェンス、特にセンターバックは中々難しくなってきます。その1番の理由として、

日本でゴリゴリディフェンスだったとしても、ドイツでは全然違うから

です。ドイツ人センターバックは下部リーグであろうと、みんな大体身長190cmはあります。ビルドアップが苦手な選手が多いですが当然体も強いですし、ヘディングも強いです。ドイツではセンターフォワードに屈強なフォワードを置いているチームが多いので、そのフォワードと戦うためにもやはり体のでかいセンターバックを置いているチームが多いかなと思います。

 

2:監督から使われにくい

センターバックというポジションは後ろからの指示が必須です。そうなると語学ができない選手は戦術理解も含めて中々使いづらいというのが監督の気持ちなのかなと思います。センターバックとしては使うことはできないがために、センターバックの選手がサイドバックやボランチで使われるというのも珍しい話ではありません。

そのためセンターバックとしてドイツでステップアップしたいのであれば、まずはじめに語学の勉強に取り組む必要があります。

1つの例として今現在フランクフルトで活躍している長谷部誠選手は流暢なドイツ語を話せるため、監督とのコミュニケーションや選手間でのコミュニケーションも問題なくチーム内での信頼感を得ています。

 

3:目に見える結果が分かりにくい

これはドイツに限らずどこの国でも言えることなのですが、オフェンスの選手であれば、【得点、アシスト】といった目に見える結果で自分の価値を示すことができます。しかしディフェンスの選手はこれができません。何試合も無失点に抑えるなどの示し方もあるかもしれませんが、ディフェンスというのは1人ではできません。

ではディフェンスの選手はどうすればいいのか?

コツコツ出場試合数をあげる、またそのリーグで上位に食い込み自らのチームでリーグ昇格する、というのが最善の価値の示し方です。またドイツのサッカーは下部リーグであろうとどこで誰が見ているのか本当にわかりません。毎試合試合出場を重ねて自分のベストパフォーマンスを発揮し続ければ必ず誰かが見てくれています。

 

✔︎センターバックとしてステップアップするためには

センターバックとしてドイツでステップアップするためには、以下の点が重要となってきます。

・語学の勉強

・監督からの信頼

・毎試合出場

・球際の激しさ

・自分のマークに絶対に負けない

この5点がとても重要です。ドイツ下部リーグではチーム練習が週に3〜4回程度なのでチーム練習以外の時間を以下に有効活用できるか、語学の勉強やボディメイクに時間を費やせるか、これはとても重要です。空き時間を有効に活用しましょう。

 

✔︎ドイツ挑戦する価値はある

上記で説明した通り、センターバックとしてドイツで活躍することは非常に難しいです。しかしそれでもドイツへ挑戦する価値が僕はあると思っています。

たしかにビルドアップも大切ですし、足元の技術も大切ですが、センターバックとして1番大切なことって自分のマークの相手に負けないことです。

これがドイツで僕は1番成長しました。練習から自分よりもでかい屈強なフォワードを相手にし、もちろん当たり負けもすごいしましたがその分考えるようになりましたしセンターバックとして成長したという実感もあります。

成長したいなら困難な道を選べ

この言葉がドイツで見に染みました。今センターバックとして伸び悩んでいる人、もっと成長したい人がいれば1度ドイツへ挑戦するのもいいかもしれません。

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